曝露から身を守るために! 工事現場の施行業者への依頼方法
新築工事や道路工事をする際、多くの化学物質が発生します。私は、シンナー系の揮発物質、石油系の物質が特に反応が強く現れます。頭痛やめまい、嘔吐だけではなく、場合によっては痙攣や意識消失など重い症状が出るため注意しなければなりません。
私の場合、家の前で道路工事を行った際、アスファルトを流し込む作業のときに上記のような症状が現れ、その日は一日中ダウン。一日なにもできなくなるのは非常につらいです。それらの施行をする際は特に注意が必要なので、工事の看板が立ったらまず現場の責任者の連絡先を確認しておき、施工業者に行程を確認したり、どのようなものを使用するのか確認の電話をしています。
このとき、業者とスムーズに、かつストレスを最小限にやり取りするために気を付けていることをお伝えします。
症状が伝わらない・・・
業者へ電話したとき「私は化学物質過敏症なので、このような物質でこんな症状が出るんです!」いきなりこんなことを言っても、業者は困ります。最初の頃は、私が自分の症状を詳しく説明していました。
すると、ため息をつかれたり、
「ではどうしたらいいんですか。」と言われてしまうことがありました。
確かに施工業者からすると、工事を中止することなんてできないし、どうしてほしいの?となります。そもそも、病気を伝えてもそれを理解してくれる人は現在のとこをかなり少数でしょう。新築工事などは工事期間が長いため、何度か連絡することがあるかと思いますが、最初に気まずい空気が流れてしまうと連絡しずらくなりストレスが増えます。
うまくいく頼み方
では、どうするか。
「私は重度のアレルギーがあり、このような物質(塗料などのシンナー系、石油系、害虫駆除などの殺虫剤系)を微量でも吸い込むと発作が起きます。工事中にこのような物質が発生する可能性のある工程はありますか。あれば、その日時を教えてください。あと、どのようなものを使用するか、教えていただけますか。」
ポイントは、誰が聞いてもわかりやすい病気<アレルギー>と伝えることと、発作と伝えることです。症状を細かく伝えるよりも、<発作>と伝える方が危機感を感じてくれます。
私は、発作と伝えるようになってからの方が業者が詳しく施行内容、どんな資材を使うか教えてくれるようになりました。業者によっては、使用する資材を書いた用紙をくれます。また、再度連絡する際にもスムーズにやり取りできるようになりました。
具体的には、
「私は重いアレルギー症状があり、特にアスファルトを流し込む作業のときに発作が起こることがあります。先日、家の前で行った工事のときに発作が起きてしまったので、今回アスファルトを流し込む作業の時間帯は家を空けようと思います。もし予定時刻がわかるようでしたら、教えていただきたいのですが…。」
そのように伝えました。担当者は快く承諾してくれて、アスファルトを流し込む作業の1時間前に連絡をいただけることに成功しました。
施工日程を把握できたら、その日は工事現場の近くを通らないことや、安全な場所に避難するといった対策がとれます。
(安全な場所を確保するのが難しい場合もありますが。。。)
様々な曝露で日々苦しい思いをされている方も多いかと思いますが、工事による化学物質の曝露はストレスが増大します。これで全て解決できるわけではありませんが、少しでも快適に、安全に過ごせるための参考になると嬉しいです。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!!
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