化学物質過敏症発症後に使ったお金
化学物質過敏症を発症してから、たくさんの対策を行いました。最初の頃は、恐ろしくなるほど費用がかさみました。
しかし、初期にしっかり対策を行うことで今後の状況が変わる可能性があります。貧乏性の私は、洗剤や衣類などに反応しても、勿体ないからと体調を崩したものでも使い続けようとしていました。
しかし、徹底してやってくれる夫はそのようなことは許しません。一斉処分されました。ちなみに、私の衣類は3分の2以上処分され、今年の冬に着れる服は2枚程度しか残りませんでした。この数カ月でどのような対策を行い、そしてどのくらいの費用がかかったかざっくり計算してみることにしました。
費用概算集計
空気清浄器 ¥55,000 観葉植物 ¥40,000 炭代金 ¥3,000 引っ越し費用 ¥30,000 リフォーム代金 ¥100,000 車内環境整備 ¥20,000 避難生活費用 ¥60,000 衣類購入代金 ¥40,000 敷き布団2枚 ¥40,000 布団カバー ¥6,000 洗剤 ¥2,500 洗濯まぐちゃん ¥5,000 有害物質計測器 ¥12,000 浄水器 ¥3,000 電磁波対策黒電話 ¥1,600 マスク(試した金額) ¥20,000 CS支援センター会員 ¥12,000/年 漢方外来 ¥2,500/月 ヨガ ¥2,000/月 カウンセリング ¥10,000/月 薬膳の食薬購入 ¥3,000/月
合わせてお値段なんと、
¥427,600
安い中古車一台買えます。薬膳は資格取得のため通信教育も始めたので、そちらは教材代および検定試験やスクーリング費用が¥500,000かかりました。
約4か月で合計で約100万円です。
また、対策ではないですが、初期の頃に痙攣や意識消失する重い発作で2回救急搬送されて入院しており、入院費用もかかっています。その当時はとにかく必死だったので、あまり気にしていなかったんですが、こうして挙げてみるとすごい金額になっていました。何より、引っ越しやリフォームでどうしても費用がかかりますね。
これだけのお金をかけて得たもの
しかし、ここで妥協することなく徹底的に頑張ったことで今の私がいるような気がします。当時はこれから生きていけるのかわからなくなるほど、すぐに反応し倒れていました。
現在は、薄手のマスクで外出できるようになり、人の多いデパートへ行けるようになりました。そして何より嬉しいのは、マスクを外して過ごせる場所も増え、友達とランチへ行けたり、マスク無しで会話できるようになったことです。マスクをしたままだとランチができなかったので…。外出すると体調を崩してしまう日もありますが、家に帰れば回復できる、そんな場所があることで自分の行動範囲は広げられるのではないかと思います。
これだけのことをやるのは、不安も大きいです。なぜなら、最初の時点では診断をつけられておらず、気のせいではないかと思ってしまっているからです。そして、家族からの協力も得られにくい時期でもあります。ここまでやる必要があるのか、不安になるかもしれません。しかし、どうか自分の体が悲鳴を上げていることに気づいてください。
辛いと思うものから離れてください。離れて症状が落ち着くなら、それはあなたにとって良くないものだと思います。安心して帰れる場所があること、息を吸える場所があること、これらはお金には代えられないものだと私は思います。
最近は症状が落ち着き、元気に出かけられる日も多くなりましたが、最初の投資を惜しまないことがポイントではないかと私は考えます。同じ苦しみを持つ方に、少しでも参考にれば幸いです。
以上、発症後に使ったお金のはなしでした。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!!
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